野球においてバスターとは、投手が投球フォームに入るまではバントの構えを見せており、投球動作に入った瞬間に一転、ヒッティングの構えに移る打法のこと。
通常、「バントを敢行する」と相手チームに気付かれた場合、相手チームはバントを阻止するバントシフトという特殊な守備隊形をとり、バントを阻止しようとする。具体的には、三塁手と一塁手が投球と同時に前に突っ込み、空いた一塁に二塁手がカバーに入る。その場合、どんな名人でもバントをすることは非常に難しくなる為、バントの作戦を切り替え、バスターに移行することがよく見られる。
「バントをするためのバスター」と「打つためのバスター」が存在する。前者は、相手がバントシフトをとり、それでも犠牲バントによってランナーを進塁させたい場合に行う。ノーストライク、稀にワンストライクの場合にバスターの構えをするが、あくまでバントを行うことが前提であり、即ち相手に「バントじゃない」と思わせる為のバスターであるため、ボール球の場合は見送るか、ストライクでもファールカットにし、次の球に備える。次の球でもう一度バントを行い、成功させる。バントの名人と言われる川相昌弘が、全盛期によく使った小技である。
一方後者は、バントで送ることに見切りをつけ、あくまでヒッティングによりランナーを進塁させたいときに使う方法である。直前にヒッティングの構えに変え、バントシフトの死角を見破って一・二塁間にゴロを転がす戦法である。これに関連して、ランナーを進塁させたいときに使う戦法・ヒットエンドランを組み合わせたバスターエンドランと言う方法がよく用いられる。
その他、ランナーがいなくてもバスター打法を用いる選手も存在し(近年では細川亨・日高剛ら)、投手が打席で用いる場合もある。投手からリリースされた球をよく見ることが出来るため、選球眼に難がある選手には有効な打法であると言える。 また、テイクバックが小さく必然的にコンパクトになる打法であるため、フォームの矯正やタイミングの微調整を目的にバスターを用いる場合もある。2003年の夏の甲子園大会に熊本県代表で出場した熊本市立必由館高等学校は、選手全員が常に(先頭打者であっても)バスターをするという戦法を取っていた。
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